Since Jan. 1, 2003; Last update Apr. 5, 2026

Home

タンガニイカ・シクリッド
Tanganyika Cichlids


ベンソクロミス・メラノイデス
Benthochromis melanoides


ベンソクロミス・ホリィ
Benthochromis horii


キアソファリンクス・フォアイ “ムビタ”
Cyathopharynx foae “Mbita”


キアソファリンクス・フォアイ “モリロ”
Cyathopharynx foae “Moliro”

20年間9世代の累代繁殖
第1世代(購入個体)
第2世代(繁殖記録)
第3世代
第4世代
第5世代
第6世代
第7世代
第8世代 ☆人気ページ☆
第9世代(前編)
第9世代(後編)☆人気ページ☆

キアソファリンクス・フルシファー “ハレンベ”
Cyathopharynx furcifer “Halembe”


キアソファリンクス・フルシファー “マガラ”
Cyathopharynx furcifer “Magara”
第1世代(購入個体)

第2世代(繁殖記録)

キフォティラピア・フロントーサ ☆人気ページ☆
Cyphotilapia frontosa (C. sp. “North”)


ハプロタクソドン・ミクロレピス “キピリ”
Haplotaxodon microlepis “Kipili”


ハプロタクソドン・トリファスキアータス
Haplotaxodon trifasciatus


トロフェウス・モーリィ “レッドレインボー”
Tropheus moorii “Red Rainbow”

20年間8世代の累代繁殖
第1世代(購入個体)
第2世代(繁殖記録)
第3世代 ☆人気ページ☆
第4世代
第5世代
第6世代 ☆人気ページ☆
第7世代 ☆人気ページ☆
第7世代(4回目の繁殖の動画)
第7世代(5回目の繁殖の動画)
第7世代(6回目の繁殖の動画)
第8世代

トリグラクロミス・オトスティグマ
Triglachromis otostigma

その他の魚

レッドフィンレッドノーズ ☆人気ページ☆
Sawbwa resplendens

8年間11世代の累代繁殖
第1−5世代
第6−11世代

ミクロラスボラ cf. ルベスケンス
(アジアンカージナルラスボラ)
Microrasbora cf. rubescens
5世代の累代繁殖


ダニオ・エリスロミクロン
Danio erythromicron
6世代の累代繁殖


ミクロラスボラ・ブルーネオン
Microdevario kubotai
繁殖記録


アンゴラバルブ
Enteromius fasciolatus


カワバタモロコ ☆人気ページ☆
Hemigrammocypris rasborella
20 年間累代繁殖(世代数不明)


シュードムギル・メリス
Pseudomugil mellis


オトシンネグロ ☆人気ページ☆
Otothyropsis piribebuy
繁殖記録


メダカ
Oryzias latipes
25年間累代繁殖(世代数不明)

キアソファリンクス・フォアイ “モリロ” 第2世代

Cyathopharynx foae “Moliro” Generation 2

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

キアソファリンクス・フォアイ”モリロ”の稚魚 2004年6月
 


 
Cyathopharynx foae “Moliro”の繁殖に成功しました。マウスブルーダー(マウスブリーダー)であることは言うまでもありませんが、Cyathopharynx飼育の醍醐味は何と言ってもクレーターを作る独特の繁殖行動とそのときのオスの発色を見ることだと思います。 これより先にCyathopharynx foae “Mbita”のワイルド個体のペアからの繁殖を試みましたが、産卵はするものの食卵したりくわえなかったりで、結局成功していません。海外のサイトや洋書を見るとCyathopharynxのワイルド個体は、発色したオスであっても水槽飼育を始めると褪色してしまうことが多いが、ブリード個体は小さくして発色し腹ビレも伸びるとする記述が多くあります。そこで、ブリードものの幼魚数匹の群れから飼育を始めることにしました。マニアの方々はもう忘れてしまっていると思いますが、これは熱帯魚の入門書にあるシクリッド飼育の基本でもあります。C店(旧)に入荷した6cmのブリード幼魚の群れから6匹を選び、結局オス3・メス3となりました。発色しているオスは1匹のみです。(追記、その後3匹とも発色しました。)
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

クレーター内での産卵行動の様子。この写真は下に紹介したものとは別のとき(ずっと後)のものです。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 水槽 Cyathopharynx foae (foai) Moliro tank

上は繁殖行動を繰り返している時期の水槽の様子です。右端にオスが作ったクレーターがあります。購入した幼魚は始めからこの水槽に導入しました。

飼育データ
水槽:120 x 45 x 45 cm(アクリル)
フィルター:上部式、落水パイプにエルボーを付けているため、上の画像のクレーターの位置はあまり水流がありません。(この場所は餌を投入する穴の真下でもあります。)
ポンプ:レイシー P-112A、水槽やフィルターの大きさに対して流量はかなり少なく、現在はP-318Aに変更しています。
濾材:多孔質構造の業務用リング濾材、Mサイズ、20リットル。10キログラム(24リットル)で¥10,500の通販品。濾過槽の上部にはもちろんスポンジマットが入れてあります。
照明:なし。水槽は東向きの部屋の窓から約3メートル離れた位置の鉄架台の下段にあります。平日は深夜に1−2時間程度、土日は夕方から深夜まで部屋の蛍光灯が点きます。
底砂:サンディーゴールド(サモア)、5キログラム。最近タンガニイカシクリッドにこれを使う人が多いのではないでしょうか。かなり薄めに敷きましたが、魚は掻き集めてクレーターを作りました。
水温:冬23℃、夏28℃。
水質:人工湖水T/C (pH 8.5, GH 10)  活性炭浄水器を通した水道水 (pH 7.4, GH 5) 100リットル当たり、炭酸水素ナトリウム(重曹) 25グラム、塩化マグネシウム六水和物 12.5 グラム、塩化カリウム 3.1 グラム(全て食品添加物)を溶かしたもの。
換水:週1回、100リットル。スポンジマットも洗う。
餌:1日2回、朝と夜中(部屋の照明が点いたとき)。ひかりクレストグッピー、テトラベジタブル、セラグラニュグリーン、あゆソフト、ひかりマリーゴールドIなど。(2025年の追記:後の世代の繁殖では、給餌は1日1回朝のみ、咲ひかり金魚、らんちうディスク、ひかりタナゴ、あゆソフトなど。シクリッド用や熱帯魚用はあまり使いません。)

キアソファリンクス フォアイ モリロ 口内保育 Cyathopharynx foae (foai) Moliro mouth brooding

飼育を初めて7ヵ月のある朝、1匹のメスが突然卵をくわえました。咽が膨らんでいます。全長10cm程とまだ小さいため予期していませんでした。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 産卵床 Cyathopharynx foae (foai) Moliro nest

この時点ではクレーターと言えるほどの構造はできておらず、ただ砂が帯状に掘られているだけでした。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 稚魚 Cyathopharynx foae (foai) Moliro fry

産卵後16日で稚魚を吐かせました。計8匹。多少は泳げるもののヨークサックはまだ大きく少し早すぎたようです。それでも、クリーンベビーブラインシュリンプやひかりパピィの稚魚用の餌を与えると食べています。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 稚魚 Cyathopharynx foae (foai) Moliro fry

採仔後1週間の稚魚。もう自由に泳ぐことが出来ます。
 
 
 
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

初回の産卵から2−3日の間にオスは砂を掻き集めて立派なクレーターを作りました。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

最初の産卵から約1週間後、別のメスが卵をくわえました。前回よりも咽の膨らみが大きいようです。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 産卵床 Cyathopharynx foae (foai) Moliro nest

きれいなクレーターができています。
 
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

2回目は産卵から22日目に仔魚を採りました。17匹。十分に発生が進んでいましたが、今度は稚魚が自力で親魚の口内に残ろうとする力が強い(水中で親魚の口を開かせたとき、稚魚が奥に向かって泳ごうとする)ため、吐かせるのに苦労しました。

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

1週間後。
 
 
 
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 産卵 Cyathopharynx foae (foai) Moliro egg

その後も3匹のメスが順次産卵していますが、あまり殖やしても大変なので産卵当日に吐かせた卵です。物差しの目盛りは2mm間隔。色はトウモロコシそのものの黄色です。”Mbita”の卵はもう少しオレンジ掛かっていましたが、やはり黄色系の色です。この黄色はルティンというカロチノイドによるのではないでしょうか。これが卵の発生に必要なものなのか、たまたま黄色いだけなのかは判りませんが、この点が少し気になっていたので、ルティンを含むマリーゴールドが配合された餌(あゆソフト、ひかりマリーゴールド)を使ってみました。意味があるか否かは判りません。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

新しい水槽に稚魚を移しました。90 x 45 x 55 cm。砂はナイルサンド(ADA)にしてみました。
(以上、2004年6月の記録です。)
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

生後4ヵ月。野外で藻類を生やした植木鉢を入れるとつついています。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

約6ヵ月。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

約8ヵ月。8cm程度で既に数匹のオスの発色が始まり、クレーターも造りました。ナワバリ争いも始まっています。やはりブリードものは成熟が早い点でワイルドとは生理的に全く別物と考えた方がよいのでしょうか。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

約1年。底面を植木鉢で仕切るとクレーターが2つ出来ました。オスは日々入れ代わります。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding
キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

約1年半。繁殖用の水槽へ。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

約2年。性比はオス3:メス1。オスは全て発色。2回で25匹採仔したうち成長不良の1匹と目のスレからポップアイを発症した1匹が死亡。他にも目の傷からポップアイを患った個体がいましたが、パラザンDを染み込ませた餌で完治しました。治療には1−2ヶ月かかりますが、早期に対処すれば治る場合が多いと思います。
 

キアソファリンクス フォアイ モリロ 繁殖 Cyathopharynx foae (foai) Moliro breeding

生後満5年。大きいです。
 

次の世代へ