キアソファリンクス・フォアイ “モリロ” 第3世代
Cyathopharynx foae “Moliro” Generation 3

生後3週間の第3世代幼魚
第2世代のページで紹介したCyathopharynx foae の自家繁殖個体を親魚とする第3世代(Generation 3: G3)が誕生しました。親としたG2は生後約1年で繁殖可能な状態まで成熟していたと思いますが、繁殖用水槽が準備出来たのはさらに約半年後です。


約25匹のG2の中からメス3、オス1を選んで繁殖用水槽に移しました。水槽は90 x 45 x 45 cm、画像の通りのフィルターでリング状濾材使用、底砂は田砂。


クレーター内での産卵の様子と卵をくわえたメス。
上の4匹で何度も産卵しましたが、毎回数日の内に卵はなくなってしまいました。オスが追いかけるためかも知れないと思い、オスを別水槽に移しましたが結果は同じです。また、メスがガラス面に激突したときに口内で卵が割れて鰓から白い液体が出てくることもありましたが、毎回これで卵が死んでいたとは思えません。


上の話と矛盾しますが、他に思いつかないのでオスを画像の個体に入れ替えてみることにしました。この個体は他のオスと口同士で噛み合ってねじ伏せ合うような喧嘩をよくするため、唇が腫れ上がって曲がっています。


オスを入れ替えた後の産卵では1−2週間しても卵をくわえ続けていたので、他の魚を全て別水槽に移し、親の口から自然に稚魚が出てくるのを待つことにしました。産卵後38日で稚魚が一斉に吐き出されました。G2誕生からG3誕生までは2年。画像は吐き出した直後のものです。ヨークサックがあるうちに強制的に吐かせたものと違って、かなり痩せています。一度稚魚を吐いた後の親魚は、子供には全く興味を示さないようでしたので別水槽に移しました。

泳ぎだしたばかりの稚魚。

3週間後、かなり体高が出てきました。餌は冷凍のベビーブラインと砕いたフレーク。ガラス面の藻を剥がしてやるとよく食べています。この水槽には巻貝が湧いていますが、死んだ巻貝の身を啄んだりもしています。


約10週間後。大きいものは全長4cm。


約4ヶ月後。群の中で最大級の個体、全長約7cm。左右は同一個体。

約6ヶ月後。たぶん上と同一の個体。テリトリーの主張と同時に発色が始まりました。飼育の中でもワクワクする瞬間のひとつです。

群れの中でNo.2くらいの個体。こちらも発色の兆候。左右の個体の体形の違いに注意して下さい。G2の群れでもそうでしたが、最強の個体だけは他よりも体高が出てしまいます。


約7ヶ月後。(左)最大の個体。(右)No.2の個体。どちらもまだ全長8cm程度ですが、もうクレーターを造り始めています。水槽内での累代が進むにつれて早熟になるのでしょうか。画像のようにクレーターはまだ小さく形も良くありません。

生後1年7ヶ月。1匹のメスが産卵、卵をくわえました。

発色したオス。




2年3ヶ月。ヒレが伸びました。


3年。


3年半。

4年。上とは別個体。

上と同一個体。

もう孫世代が育っていますが、まだ産卵します。
