キアソファリンクス・フォアイ “モリロ” 第8世代
Cyathopharynx foae “Moliro” Generation 8

第8世代(Generation 8: G8 いわゆるF8に相当)が産まれました。(2018年7月)


2016年3月に生まれた親世代(G7)は、2017年5月から産卵を始め同シーズン中に7回産卵しましたが、親魚としての成熟度や水槽の空きスペースを考えて、すぐには採仔せず、2018年春から繁殖させようとしました。しかし、30回以上食卵を繰り返し、思ったようには行きません。大体は、産卵時に咥えられた卵が4日目に減り、5日目になくなってしまいます。卵が食べられたことはフンを見れば分かります。そんな中、1匹のメスが6日目以降も少数の卵を咥え続けたのでこれを隔離しました。8日目に全て吐き出されてしまい(画像左)、ほとんどの卵は発生が進んでいませんでしたが、1個(1匹)のみ胚が見られ、これを産卵箱に回収しました。右の画像がその「八日目の胚」です。これを生後0日とします。
前世代(G7)のときも同様でしたが、最終的に採仔できたときには、産卵時にオスが造るクレーターの形が整っていました。このような状況から、繁殖行動時の受精に問題があると考えています。発生が進まないと食卵するのではないでしょうか。

吐き出し後6日目。

13日目。

20日目。

27日目。

上とは別のメス親が産卵後6日目まで咥えていましたが、驚いて卵(胚)を吐き出してしまいました。今回は全て発生が進んでいました。画像は吐き出された翌日(1日目とします)のものです。

5日目。吐き出されたのが早かったため、ヨークサックはほとんど縮小していません。また、斃死率が高くなっています。

12日目。

19日目。冷凍ワムシを食べています。

33日目。


8月に入り、また新たな稚魚が吐き出されてしまいました。今回は産卵後12日目で、かなり発生が進んでいます。既に群れを作る性質が見られますが、自由に泳げるわけではなく、やはり卵を咥えたメス親は隔離しておかないと、この時点で稚魚が他魚に食べられてしまうでしょう。


7日後。ヨークサックはほぼなくなっています。


8月中旬、今回は産卵後15日目まで咥えていたので稚魚を吐かせました。十数匹と数も多く、ほぼ正常な繁殖だったようです。魚が繁殖行動に習熟したのでしょうか。

7日後、冷凍ワムシを食べています。

14日目。


10月、全部の幼魚を1つの60cm水槽へ。


12月、90cm水槽へ。


2019年2月。


2019年5月。


2019年6月。この世代のオスも各ヒレが黄色く縁取られています。






2019年6月、クレーター上での小競り合いが始まりました。


2019年8月、前後2つのクレーター。




2019年8月。




2019年12月。






2020年1月。


2020年4月。 左のメスは卵を咥えていますが、数日でなくなってしまいました。右は発色したオス。




4枚とも同一個体。ヒレを広げて体を傾け、脇腹で底砂を擦りながら円を描くように泳いで、他魚を威嚇します。間接光のみで撮影。下のフラッシュ撮影とは印象が変わります。








2020年4月。同一個体。フラッシュ撮影。




2020年5-7月。メスは何度も卵を咥えていますが、なかなか稚魚は得られません。


2020年12月。フンを見れば卵を食べたことが判ります。今までの観察から、胚の発生が進んでいないと食卵するように思います。




2021年5月。




2021年11–12月。




2022年4月。

2022年10月。
