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オトシン・ネグロ

Otothyropsis piribebuy

 
国内繁殖個体。原産地はブラジル、サンパウロ州など。
 

雌雄は体型で判断できると思います。中段左がオス、右がメス。
 


 

オトシン・ネグロの繁殖

Breeding of Otothyropsis piribebuy

pHを下げると産卵しやすく、稚魚は産卵箱などに隔離した方が育ちやすいようです。
水槽:36 x 22 x 26 cm
フィルター:底面、エアリフト、大磯砂
水質:pH=6.0-6.5、GH=5(水道水を活性炭浄水器に通し0.005%程度のリン酸二水素ナトリウム: NaH2PO4を溶かしたもの)
水温:25℃
照明:LED、7時間/日
2019年12月末、メスが抱卵していると思われる国内繁殖個体2ペアを繁殖用水槽へ導入。はじめは水質調整なしでpH=7.5、ガラス面の藻類が多かったためエサは与えず、徐々にpHを下げました。数日で藻類は食べ尽くされ、pHも下がったタイミングで配合使用を与えると、すぐにガラス面に付着した卵が見つかりました。この日を0日目とし、親魚を取り出しました。2020年2月の2回目の産卵では、同じ親魚2ペアをpH=7.5程度の水槽から6.5程度の水槽へ数時間の水合わせで移すと2日後に産卵し、その次の日にも追加の産卵がありました。1回目は、親魚を取り出したあと、稚魚を水槽に残したままにしましたが、7日目前後から目に見えて稚魚の数が減ってしまいました。ネット情報を参考に、2回目は早めに稚魚を産卵箱に隔離しましたが、この方が生存率が高く成長も速いと思います。想像ですが、成魚は砂利の上のエサを食べますが稚魚はあまり食べず、栄養が不足するのではないでしょうか。プラスチックの平らな底の産卵箱では、底面上のエサを食べるのが観察できます。その後、同じ親魚は、特にpH調整をしなくても水槽移動などの後に産卵するようになり、卵も孵化しています。
 

0日目。ガラス面に約30個の卵を見つけました。親魚は取り出しました。
 

1日目。すでに微かな心臓の拍動が見られます。デジカメのスーパーマクロモードで撮影しました。
 

2日目。胚の形もはっきりし、心臓の拍動も力強くなっています。
 

3日目。孵化しました。ケンミジンコをはじきとばしています。
 

4日目。温度計にとまる稚魚。
 

5日目。
 

9日目。1週間目くらいから稚魚の数が減り始めました。観察していると、力尽きるようにガラス面から離れ、ふわっと墜落するように沈んでいく様子が見られました。エサが十分に摂れていないのでしょうか。ネットで調べてみると、本水槽では稚魚が育ちにくく、産卵箱などに隔離すると生存率が上がるようです。稚魚はまだ小さく、すり抜けないようにスリットのない産卵箱を使いました。エサは、粉末の配合飼料や冷凍ワムシを与えています。
 

16日目。
 

23日目。
 

29日目。方眼は1mm。
 

32日目。
 

50日目。
 


 

2回目の産卵、0日目。1回目と同じ親魚をpH=6.5程度の水槽に移すと2日目と3日目に産卵しました。
 

1日目。
 

2日目。
 

3日目。
 

4日目。今回は早めに産卵箱へ移動しました。
 

5日目。
 

11日目。
 

18日目。
 

25日目。成長の速いものから60cm水槽へ放流しました。
 

32日目。残りの幼魚も成長しています。
 

47日目。ガラス面の藻類を食べています。
 


 

2021年夏、上と同じ親魚から、また採仔しました。今回は、初めからプラケース内で産卵させました。特に水質調整はせず、pH=7.4、GH=5程度でしたが、数日で産卵しました。産卵当日(0日目)の画像。
 

産卵後2日目。
 

9日目。
 

49日目、成長は早く、ほぼ成魚です。