トロフェウス・モーリィ “レッドレインボー” 第2世代
Tropheus moorii “Redrainbow” Generation 2
2006年8月、トロフェウス・モーリィ “レッドレインボー” 第1世代のページで紹介した魚が繁殖しました。4cmの幼魚4匹を飼い始めて約1年後のことです。

画像の下の段が”レッドレインボー”の水槽です。
(2019年追記、次世代以降はもっとゆるい条件で繁殖できています。それほど細かいことにこだわる必要はないようです。)
水槽サイズ:60 x 30 x 36cm
フィルター:上部式(トモフジ)、濾材:サブストラット(エーハイム、旧)
スポンジ(テトラ、ダブル)
照明:20W X2、8時間/日、夏場は蛍光灯なしで間接光のみ
底砂:川砂(水作)
水温:秋冬春23℃、夏25−29℃
水質:人口湖水T/C (pH 8.5, GH 10) 活性炭浄水器を通した水道水 (pH 7.4, GH 5) 100リットル当たり、炭酸水素ナトリウム(重曹) 25グラム、塩化マグネシウム六水和物 12.5 グラム、塩化カリウム 3.1 グラム(全て食品添加物)を溶かしたもの。
換水:週1回1/2
レイアウト:素焼きの植木鉢
餌:リーフハーブ、マリーゴールドI、ディスカスフード
デュプラプラント24という水草用の添加剤(各種ミネラル)を水槽の水にほんの少し添加して強く照明し、画像にあるように、わざと藻類(主に珪藻、茶ゴケ)をガラス面、植木鉢に生やしています。全面に魚が藻を齧り取った後(ムラになっているところ)が見られ、またフンの状態からもかなりの量の藻を食べていることがわかります。
(繁殖行動は夏場、照明を撤去してから始まったようです。)


ある日水換え中に稚魚が泳いでいることに気がつきました。水槽は見づらい場所にあり、ガラス面が汚く、魚は植木鉢のかげに隠れがちなため、産卵には全く気が付きませんでした。稚魚は4匹、産卵箱に隔離しました。


上の稚魚を見つけた日、あらためて親魚を観察すると、どうやら1匹のメスがまだ卵をくわえている模様。産卵日は不明。しかし数日後、この卵は消失。


約10日後の幼魚。小型のプラスチック水槽に収容。


4週間後の幼魚。全長25mm。C. foae “Moliro”の幼魚と同じ90cm水槽に収容。


稚魚を見つけて3ヶ月半後。全長約45mm。カメラを向けると体色は変化し巧く撮影できませんが、かなり赤い色が出て来ています。


約6ヶ月。


上と同じく約6ヶ月。4匹とも元気です。全長は約6−4cmと成長には差が出ています。最小個体をこのC. foae幼魚の水槽に残して3匹はT. moorii親魚の水槽に戻すことにしました。が、やはり親魚に攻撃されるので、すぐに戻しました。


生後約1年。


上に紹介した初めての繁殖から8ヶ月後、同じ親魚から2回目の仔魚が産まれました。(左)吐かれた直後。(右)1ヶ月後、3cm。


これらも3ヶ月で4cm。バンドに乱れがあり心配しましたが、元気に育っているようです。これで産卵箱から出します。

さらに数ヶ月後、今度は4匹産まれました。

左の後、約2年ぶりに産まれた幼魚。今度は産卵後約3週間半で吐かせてみました。吐かせるのはかなり難しい。


成長した魚達。


深い水槽へ移動。

タブレット状のエサに群がる様子。某店HPのまねです。

月日の経過とともに黒ずんできました。これは金魚用色揚げエサの与え過ぎかも知れません。

卵を咥えるメス。

吐き出されてしまった卵。

2013年12月の繁殖個体の様子。最高齢で満7歳。


産卵中と思われます。一方の個体が体を震わせた後、体を横たえ、その輸精管または産卵管近くに他方の個体が口を近づけています。そして2匹が交互に入れ替わって、この行動を何度も繰り返しています。毎回産卵または放精しているのかは分かりませんが、時折水流に乗って卵が流れ出すと、慌てて咥え直す様子が見られます。

口内に卵を咥えているメスは、ストレーナーパイプの後ろに留まっていることが多いようです。保育を成功させ仔魚を得るためには、親魚が水槽の中で強いことと、他魚の攻撃を避け易い物陰があることが必要と思われます。


2015年12月現在、この世代の魚は10匹います。

2016年11月、9匹います。

2017年3月。

2017年9月。
